私のエネルギーチャージ

恭子日記:26>自然の“気”をもらいに行く


私は、時々森や山の中で自然の気を吸収しないと、ウルトラマンのように胸のランプがピコン、ピコンとと鳴るような気がしてきます。5月も下旬に入った1日、自然の息吹を感じに高尾山へ行ってきました。久しぶりに訪れた高尾山は、あやめ科のシャガが真っ盛りでした。

登りは川のせせらぎを右手に見ながら、水辺の道の6号路をゆるゆると上がって行きます。平日だったので人もあまり多くなく、テリトリーを守るうぐいすが、行く先々で完璧な鳴き声で耳を楽しませてくれました。
 木々の葉の重なりと日差しの織り成す緑のグラデーションに包まれて、一息吸い込むごとに体中が緑色に染まっていくようでした。そして高尾山頂へは行かず西へ進み、もみじ台を通り、一丁平で持参したお弁当を食べました。
 リュックを背負って汗びっしょりになった背中を、太陽とそよ風が気持ちよく乾かしてくれます。森の中から「ボッボッボッボッ」と低い空筒を打つようなツツドリや「ピーチュルル」と笛のようなキビタキの鳴き声が聞こえていました。しばらく休んでから、登り始めた時間が遅かったので、これ以上先へは行かず、5号路を通って高尾山口へ折り返す事にしました。

途中、体長20センチほどのニホントカゲが日向ぼっこをしているのに出会いました。邪魔しないようにそっと観察。その美しい体色に魅せられました。全体がメタリックな光沢で、頭からおなかのあたりまで金色の筋が入り、尾の部分は鮮やかなブルーです。しかしこの綺麗な色は若いうちで、成体になると茶褐色に変わってしまいます。
 しばらく行くと今度は身体に濃いオレンジが目立つヤマカガシに出会いました。道端には可憐なフタリシズカ。あちこちに宝物があるような道を歩いて、つり橋のある4号路、琵琶滝の上に出る2号路を経て、高尾山口に戻りました。
 
我が家から1時間ほど電車に乗っただけで、こんな豊かな自然の中に来られて、歩きやすく、ごみも落ちてない高尾山は私にとってオアシスのような所です。たくさんの方が高尾を愛して守ってきてくださっているのを感じます。 いつまでもこの自然が残っていきますように。
 充分に自然のエネルギーをチャージできた一日でした。