身近な地域に安心できる居場所を

ひだまりサロン

★若葉ひだまりの皆さん
★若葉ひだまりの皆さん
調布市社会福祉協議会の<ひだまりサロン事業>は、誰もが住み慣れた地域の中で、閉じこもりや孤立することなく生き生きと暮らし続けられるよう、住民が主体となって気軽に通える場を提供しています。2002年から行われていて、現在では市内に32箇所となり、今後も150箇所の設置を目標としています。
個人のお宅や、地域福祉センター、団地内の集会所など、開催場所も様々で、地域の方やボランティアの方たちにより、おしゃべりや、お茶やお食事、趣味の活動などが行われ、月に1〜2回開催されています。

18日の午後、ひだまりサロンのひとつの「若葉ひだまり」におじゃましました。こちらは個人のお宅で、市内で2番目に開設されたサロンです。リビングに続く、暖かい日差しが溢れるお部屋で、皆さんは昼食後のおしゃべりを楽しんでいらっしゃるところでした。この日の参加は男性おひとりを含む6人で、とてもお元気そうな95歳の女性は、歩くことが大事と、毎回30分歩いて通われているそうです。集まるメンバーはいつも同じ方たちなので、和気あいあいとした雰囲気で、月2回のサロンを楽しみにされています。
 お宅を提供している方は、サロンを始める以前も老人給食のボランティアを20年されていて、「料理が好きなので」と、趣味の仲間だった3人の方たちと食事の提供もしています。始める時は、回りの方からいろいろと心配の声があったそうですが、「ボランティアは、そんなに無理なくできるものですよ」と自然体でおっしゃっているのが印象的でした。
サロンでの活動は、大正琴やハーモニカに合わせて歌ったり(社協が作った歌集がありました)、折り紙、マジックなどの他にも、クリスマス会などの行事をしたり、手作りお弁当を持って神代植物園へ出かけることもしているそうです。
 
車での送り迎えのあるデイサービスとは違い、ひだまりサロンは、自分で来たい時間に来れるし、帰りたい時にも帰れる、そんな自由さがいいという声を聞いたことがあります。また、最初はサービスを受ける側で来ていた方が、お元気になってボランティアになったサロンもあるそうです。そんな自然な支え合いがいいなと思います。

歩いて行ける地域の中に、ひだまりサロンのような居場所があり、おしゃべりを通して情報交換をしたり、いっしょに活動をすることは、楽しさとともに生活の張りとなります。ひとり暮らしになっても閉じこもりにならないために必要な場です。人は人の中でこそ元気になれますよね。

ひだまりサロンの開設で課題になるのが、場所の確保です。商店街の空き店舗や、使っていない個人のお宅などを行政が仲介することで活用できるのでは?と12月議会で一般質問をする予定です。