大震災の教訓から防災対策に女性の視点を

第3回定例議会 一般質問報告

8月29日の総合防災訓練は神代中学校を使い、初めて避難所の開設訓練が行われ、ダンボールのパーテーションも設置されました
8月29日の総合防災訓練は神代中学校を使い、初めて避難所の開設訓練が行われ、ダンボールのパーテーションも設置されました
9月7日から議会が開会し、9日に一般質問を行いました。

今回は「女性の視点に立った防災対策を」のテーマで、大きく次の2点を進めるよう質問をしました。

①地域防災計画に男女共同参画の視点を
 災害時は生活環境が悪化する中で、男女ともに様々なストレスにさらされ、弱者への暴力が起こり易くなります。阪神・淡路大震災では、当時報道はされませんでしたが、民間相談機関には女性の性被害や、夫からのDVなどの相談が数多くありました。また、避難所生活やライフラインの絶たれた状況の中で、夫は会社へ行ってしまい、復興作業と育児を一人で担う母親がストレスから子どもへ虐待してしまうケースも増えました。
また避難所でも女性への配慮が無く、乳幼児の母親が人目のない寒風の吹く戸外で授乳することになったり、仮設トイレや物陰が女性にとって危険な場所になりました。
質問)地域防災計画に男女共同参画の視点を入れて、政策決定の場での女性の参画を高め、女性の安全、ニーズに対応した防災・復興対策を立てることを求め、見解を問いました。
答弁)女性の参画を考慮し性別が偏ることのないように対応して行きたい。地域防災計画の見直しにあたっては,男女共同参画の視点を計画に盛り込むことについて検討して行きたい。
  (行くではなく、行きたいって表現がビミョーです)

②避難所運営マニュアルの作成を
 国立市では、防災対策には地域の実情に即した避難所運営マニュアルを作ることが重要として、その指針となる避難所運営ガイドラインを策定し、すでに2つの小学校で独自の避難所運営マニュアルができています。
避難スペースの確保や、生活のルール、避難所の運営組織や、「情報管理」「物資調達」「安全衛生」「応援救護」の4つの運営部の役割りが定められ、避難所の開設、開設・運営・閉鎖といったその時々で、それぞれの役割を担いつつ、避難者の生活再建や学校教育の再開に協力するという体制ができています。
また防災訓練では、この避難所マニュアルに則して、実際に避難する場所を使い、避難所担当になっている市の職員も入り、役員会、運営部のそれぞれの役割に従った運営訓練を行なっています。こうした実際に即した訓練がされていれば、いざとなった時も見通しを持って対処できると思います。調布市でもぜひこうした取り組みを進めるべきです。
質問)早急にガイドラインを策定し、各避難所マニュアルを市民主体で作り、それに基づいた防災訓練を行うべきだが、見解は。
答弁)避難所マニュアルの標準的なガイドラインを作成したうえで,それを各避難所ごとに地域の皆様の意見を聞きながら,その地域にあったマニュアルを策定していきたい。時期については標準的なガイドラインをなるべく早急に策定していく。

と、どちらも前向きな答弁を得ることができました。これからは、進捗状況をしっかりと見て、実現へ向けて働きかけて行きます。
★質問は録画でご覧いただけます★
(市のホームページ→市議会→議会中継→録画映像を見る→議員名を選択:ドゥマンジュ)