孤立しない子育てのために

目黒区の「子育てカフェ」

日当たりのいい和室で遊びます
日当たりのいい和室で遊びます
 東横線学芸大学駅から程近い住宅街の民家の1階部分を開放した、目黒区の子育てカフェ「ジジハウス」を見学してきました。

 目黒区では、乳幼児と一緒でも周囲に気を使わず飲食をしながら交流できる「子育てカフェ」を民間事業者などを活用して創出する目的で、1年目は整備費と運営費で上限100万円を、2、3年目は運営費として上限20万円を補助しています。
「ジジハウス」では、利用対象者は2歳までの親子で、利用料は入会金2,000円、母親と子どもは1回500円、父親と子どもは300円(父親が安いのは父親の育児を援助するため)としています。スタッフが子どもを見守る傍らで、保護者は喫茶でお茶を飲んだり、おしゃべりをしたり、お弁当を持ち込んで食事をしたりと、ほっとする時間を過ごすことができます。

 核家族化が進み、身近に頼れる人がいないし、帰宅が遅い父親には相談できないと、母親が育児を一人で抱え込んでいる子育て世帯が多くなっています。産後うつ気味の方がここに通ってくることで、乗り越えられた事例もあるということでした。
この子育てカフェのオーナーは社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持ち、必要があれば専門機関へつなぐサポート体制を作っています。見学当日にスタッフで入っていた方は、自らの出産・育児の中で世田谷区の子育てネットの活動に触れ、目黒区でもこのような子育て支援を広げたいと、ボランティアとして参加されているそうです。
   
 私自身の経験でも、第1子の育児の当初は、夫以外の人と話すことない生活の中で、これでいいのかなと不安だったり、肩に力が入りすぎていたりで、訪問してくださった保健師さんと会話した時、とてもほっとしたことを今でも覚えています。その後は、公園に集まる同じ子育て中の人たちとの交流で支えられました。

 調布市では各児童館や国領駅前のすこやかで、乳幼児対象の子育て広場事業を行っていて、子どもにとっても他の子どもと触れ合え、親子で孤立した生活になってしまうことを防ぐ機会になっています。

 そのほかにも、このような民家利用の家庭的な雰囲気の中で、子育て中や子育ての経験者が関わって子育て支援ができる場が地域の中にあったら心強いですよね。実現させていきたいと思いました。