子どもの「遊ぶ権利」を守るのは大人の役割りです

あなたはどんなところで遊んでいましたか?

公園での禁止事項を書いた看板
公園での禁止事項を書いた看板
 先日、我が家の子どもたちが小さい時に遊んでいた団地の中の公園を通りかかって、びっくり!!
ブランコは外され、回る遊具は固定され、おまけにサッカーや野球などのボール遊びや自転車の乗り入れを禁止した立て看板までありました。じゃあ子どもは公園で何をしろっていうんでしょう?!   
 最近公園で遊んでいる子ども達の姿が減ったのは、塾や習い事とともに、こうしたことも原因のようです。
  
「子どもの時、どんなところで遊んでましたか?」
これは先日行われた「遊び場マップから考える地域づくり」の講師、日本冒険遊び場づくり協会理事の嶋村仁志さんから参加者に投げかけられた問いです。
 私の小学校のころは(すみません40年以上前)北海道の自然の中で、冬はスキーやそり、夏は海や川で泳いだり、魚を獲ったり。そしてどの場面でも大きい子、小さい子が一緒になって遊んでいました。それに比べると確かに今の子ども達に、「時間、空間、仲間」の3つの間がなくなっているのは明らかです。

 長年子どもの遊びに関わってきた嶋村さんは、「遊び」は子どもが自分の生きている世界を知る扉なので、大人がその扉を多様にたくさん用意し、こどもの世界を豊かに作っていく必要性を話されていました。家庭の経済的な格差が子どもの経験の格差にもなっている今、プレーパーク(冒険遊び場)など地域の中に自由に遊べる場を作って行くことが必要です。また、自分の子どもだけでなく、斜めの関係も作って、地域の中の誰かが気遣っていてくれる安心感を子どもが持てる、そんな時間と空間をどう創造していくのか、真剣に考えていかなければなりません。

 調布市でも、かに山で年に何度かプレーパークを開催している市民の方たちがいます。「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに土遊び、基地作り、探検、かまどの火おこし、ロープ遊び、野の草遊びなどをしているそうです。楽しそう!!
3月にも開催されるので、ぜひ行ってみようと思っています。

1989年に国連で採択された「子どもの権利条約」では・・・ 子どもの基本的な権利のひとつとして、しっかりと「遊ぶ権利」を認めているのです。
「締約国は、児童が休息し、余暇をもつ権利、年齢に適した遊び及び娯楽活動を行う権利を認める」とし、締約国は児童の権利を尊重して、適切かつ平等な機会を提供するべきとしています。
   
日本はこの「子ども権利条約を」1994年に批准していますが、自己肯定感を持つ子どもの割合が先進国中最下位という調査結果や競争主義の教育制度から、抜本的な改善を求める国連勧告が3度にわたって出されています。
 子どもの権利は大人がそれを代弁しない限り、無視されたり後回しにされてしまいます。子どもがその発達の段階に応じた子ども時代を生き生きと過ごせるよう、その声を聞き、子どもの権利を保障するのが大人たちの責任です。