大津波で無残に破壊されたまちに雪が降り、厳しい寒さの中、家族を探して歩く方たちの姿は胸にせまり、思わず涙があふれます。
被災された方々の避難所での生活も、食料や寝具、暖房が行き届かず大変な困難を強いられている様子が報道されています。東京でも不安感から食料やガソリンなどの買いだめが起こっていますが、必要としている方々に優先して物資が供給されるよう、落ち着いて行動しなければなりません。
避難している人が、28万5000人という大変な状況の中、「みんなで頑張っていきたい」と、避難所の中の運営や、炊き出しを手伝って働く中学生や高校生の姿が大人に勇気を与えている様子が伝えられています。阪神淡路大震でも、高層住宅の高齢者世帯などに中・高生が自主的に水を運んだそうです。こんな若者の姿に希望をもらいます。
県外での受け入れも進めて、被災した方々が一日も早く、温かく、安心して暮らせる場所を確保していただきたいと思います。
調布市では、11日の地震発生1時間後に災害対策本部を立ち上げ、市内の被害状況の調査や、グリーンホールや小学校を開放して、電車の不通により帰宅できなくなった方たちの対応にあたりました。
現在、第1回定例議会の開会中ですが、議会でも、避難所への物資の供給体制の強化や、正確で迅速な情報の提供などを求めて、国に緊急の意見書を提出する予定です。
予測できないほどの大規模な災害でしたが、日ごろからの地域のつながりや、避難訓練・避難所運営訓練の必要性を実感しました。これまでに引き続き、求めていきます。