寒い中でも元気に生きてます〜野川の生き物調査〜

野川公園内のほたる池からの湧水を流すほたる川。右に見えるのが野川。

 冷たい風が吹く日曜日、毎年恒例、野川流域連絡会の生き物調査が行なわれ、スタッフとして参加しました。
寒さにめげず集まってくださった親子さんは総勢40名余り。まずは、「生きものにえさをやらないで」など野川の環境と生きものの守り方を提案する <野川ルール>の説明のあと、みんなで準備体操をして身体をほぐしてから、ほたる川の補修をしました。

ほたる川は、国分寺市内に源を発して流れる野川へ、はけの湧水を流れ込ませ、きれいな水に棲む生物のビオトープにするために、平成17年に野川流域連絡会のメンバーたちが、野川の土手を掘って作った小川です。

ほたる川の補修は、水路の両岸の土留めのくいが、経年劣化でまばらになっているところに、新しいくいを打ち、砂利や土を補ってその土手を固めます。小さな子も、大人に手伝ってもらって木槌を振り下ろし、砂利を運びました。

 その後は、お待ちかねの生きもの採集です。野川の本流と、ほたる川に分かれて、足を上手く使って網の中に魚や、水生生物を追い込みます。

私もついつい夢中になり、あちこちでガサガサしましたが、夏のようには網に入りません。しかし、草が茂った土手のくぼみで、鯉とオイカワなど一遍に3匹をすくい上げ、「ヤッター!!」と嬉しくなりました。こんな時は、ご先祖からの狩猟採集の血が騒ぎます。

みんなで採った生きものは水槽に集め、講師を務めるメンバーの平井さんが、毎回興味深い説明をしてくださいます。

生き物の説明に、子どもも大人も興味津々

例えば、メダカ。野川にもともといたメダカは一度絶滅しましたが、下流で鮎の放流がされたときに、混じっていた藻についたメダカの卵から繁殖し、今ではたくさん見られるようになりました。
今回も野川本流で見つかった外来種のタイワンシジミは、体内で孵化させて、小さい貝を産み、その貝は糸を出して、川の中の石にくっ付きます。一方、私たちがお味噌汁で食べるマシジミは汽水域で(河口で真水と海水の交じり合うところ)卵を産むそうです。川の流れに流されないように進化適応していったんですね。 「食べられるの?」という質問も出ましたが、マジジミより、だしがかなり薄いという答えでした。

ほたるのえさになるカワニナも何個かありました。ほたるはきれいな水のところにしかいないと思っていましたが、カワニナがきれいな水にしか棲めないので、結果ほたるも、ということだそうです。野川にほたるが飛び交う日がくるといいですね。

最後は、生き物をそれぞれ野川とほたる川に戻し、調査を終えました。

東京の中を流れる野川にも、こんなにいろいろな生物がいることを身をもって知った子どもたちが、<野川ルール>を広めていってくれることを願っています。

 

ガガンボの幼虫はぷにぷにしてます