都議補選北多摩 避難所 ~水害と新型コロナウィルス感染防止への対策を早急に~

防災訓練で簡易トイレの使い心ごこちをチェック

記録的な大雨を降らせた昨年10月の台風19号では、狛江市・調布市の多摩川沿岸地域での浸水被害が相次ぎました。床下・床上浸水は両市合わせて約630世帯、避難した方たちは約1万人におよびました。

地域の小中学校での避難所は、自治会や地区協議会の方々が中心となって開設し、その後避難者と共に運営していくとして、調布市では各避難所ごとの運営マニュアルが作成されています。

しかし、そのマニュアルは東日本大震災の後、地震災害を想定してつくられているために、昨年の水害時に避難した方たちから、課題を指摘する声が多数あがりました。

例えば、「暴風雨の中、避難所までたどり着いたものの、入り口には受付の長い列ができていて、子どもや車椅子の人までも雨の降る中、ずぶぬれになりながら並ばなければならなかった」「最初に行った避難所に入りきれず、別の避難所にと言われ、高齢の家族と一緒でこれ以上雨の中を歩けないのであきらめた」「高齢なので車でしか行けないが、停めておく場所がないのであきらめざるを得なかった」など、避難所によっては校庭に車を停めることができたなど、対応が分かれたことも課題です。

すべての課題を洗い出し、改善策を反映させた水害にも対応した避難所運営マニュアルの見直しを、早急に進める必要があります。

さらに重要課題として、新型コロナウィルス感染症が終息しないうちに災害が起こる可能性も考慮しなければなりません。

政府は4月上旬、都道府県に向けて避難所の新型コロナウィルス対策について通知を出しています。
可能な限り多くの避難所を開設して密集を避け、ホテルなどの活用も呼びかけています。また、発熱や咳の症状がある人のための場所を確保し、トイレなどの動線を分けることも求めています。

しかし他にも、消毒薬やマスクなど手に入りにくい物品の備蓄を今からしておくこと、下記の写真のようなテント素材の間仕切りに天井をつけて感染を防ぐ工夫も考えられます。

調布市内の避難所。これでは感染は防げない

そして特に、保健師もしくは看護師など医療従事者の常駐など、医療との連携はこれまで以上に重要です。

梅雨や台風の時期を迎える前に、避難所での感染防止対策を早急に策定し、東京都が率先して、その実現のための予算措置を図らなくてなりません。