都議補選北多摩 調布市の地下水=556.0=暫定目標値の11倍超の汚染結果!ーー有機フッ素化合物(PFOS/PFOA)による地下水汚染 環境省が初の全国調査

 

米軍基地や工場からの排出か 調布市の地下水で暫定目標値の11倍超を検出!

 

発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFOS:ペルフルオロオクタンスルホン酸、PFOA:ペルフルオロオクタン酸)による地下水汚染について、環境省が初の全国調査に踏み出し、6月11日、全国171地点でPFOS/PFOAの含有量を調査した結果を公表しました。1都2府10県の37地点で国の暫定的な目標値(1リットル当たり50ナノグラム)を超えており(最大で目標値の約37倍)、在日米軍基地や工業地帯周辺で地下水・湧水などが広く汚染されている実態が明らかとなりました。

東京都内の結果を見ると、目標値を超えたのは10地点。立川市(地下水①:337.2/地下水②:67.7)、国立市(地下水:84.4)、練馬区(地下水①:108.4/地下水②:93.0)、日野市(地下水:94.1)、府中市(地下水:301.8)、調布市(地下水:556.0)、渋谷区(地下水:154.2)、大田区(地下水:135.1)であり、なかでもわがまち調布市が群を抜いており、国の目標値の11倍超と高い汚染値を検出しています。

東京・生活者ネットワークは、いち早く有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)の水質汚染問題を取り上げ、昨2019年6月には、都議会質問で河川や地下水、水道水における2物質の検出状況を質問。折りしも、国がようやくにこの問題について動き始め、東京都水道局は、同年9月に濃度の高い水源井戸(国分寺市と府中市の浄水所)について、取水を一時停止すると発表、対処した経緯もありました。

2020年に入った1月6日、米軍横田基地周辺の井戸から有機フッ素化合物が高濃度で検出されたと新聞等報道があり、基地近隣の住民から不安の声が生活者ネットワークに多数寄せられました。横田基地からの泡消火剤の大量漏出が報道されており汚染源は明確ですが、米軍からは情報がまったく開示されずじまい。今回の全国調査における調布市の汚染実態も含め、このままでは周辺住民の不安は払しょくできないばかりか、まずます募ることになります。

都議会生活者ネットワークは、①日本政府および米軍に対して、基地内の地下水濃度や泡消火剤の使用状況などを明らかにするよう都として要請する、②汚染の原因を究明する、③水源井戸の取水を止めず汚染を除去した上で配水する――ことを一貫して要請しています。

 

有機フッ素化合物(PFOS/PFOA)による地下水汚染を食い止め、浄化して、地域の水資源を次世代に手渡したい

 

調布市では、大災害に備え、「たづくり」に井戸水を飲用にするろ過装置を設置。災害時には1日当たり最大6万7千人分(200トン)の水を供給。市役所やたづくりの災害対応に使用するほか、近隣住民の方や帰宅困難者への給水拠点となる

都内でも良好な自然環境を保つ多摩地域は、地下水もまた豊富に存在している貴重な地域です。水道水源をはじめ酒造りなどに地域で活用している地下水は、貴重な地域資源であり、住民の誇りでもあります。多くの住民は、安全でおいしい地下水を水道水源として活用したい、飲み続けていきたいと願っているのです。

そもそも日本には、環境基準や水道の水質基準の設定がありませんでした。それほど水・地下水資源は豊富で安全なものでしたが、近年、沖縄の米軍基地周辺で水道水源の汚染が発覚、沖縄県知事が基準値の設定などを要望、国はようやく重い腰を上げ暫定目標値を設定し、今年4月から運用することになった矢先の、初の環境省による全国調査でした。私たちのまち・調布市の汚染地点では、残念ながら現在は飲用水として使われてはいませんが、誤飲を含め注意喚起が必要な事態となっています。

生活者ネットワークとドゥマンジュ恭子は、まさに「わがこと」「自分ごと」となってしまっている、米軍基地や工場からの排出などによる、地下水・湧水汚染を食い止め、浄化して、貴重な地域の水資源を次世代に手渡せるよう、今後もこの問題にコミットし、しっかり注視していきます。

みなさまのご意見を、ドゥマンジュ恭子に、お寄せください。